【必読】高専生・専攻科生が就職で失敗して後悔しやすい注意点と対策

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※本記事は広告を含んでいます

どうも!肩パワーパッドことKPPです。

皆さんは、就職して働くことに一切迷いはありませんか?

本記事では、高専生からの

就職で失敗したくない
就職して後悔した

というご相談に対して、就職失敗やすいポイントとその対策を紹介したいと思います。

この記事を読み、実践することで、

就職で失敗して後悔する可能性を確実に減らせます。

就職はあなたの人生の豊かさを左右する一大イベントのため、失敗しないように最後までに記事を読んでください。
それでは早速行ってみましょう!

まずは私、肩パワーパッド(以下、KPPと称する)の簡単なプロフィールです。

KPPのプロフィール

年齢:30歳
経歴:某高専の機械工学科→専攻科→某大学院にて航空宇宙工学を専攻
現在:某自動車会社でのエンジニア経験を活かし、技術コンサル兼ブロガーとしての道を歩み始める。
仕様:とにかく肩幅が広い

KPP
KPP

将来日本を支える高専生の皆さんに私のキャリアにおける失敗談、経験談を知ってもらい、皆さんの人生設計に役立ててもらうことを目指してブログを発信しています!


この記事を読んでもらいたい人
  • 就職を考えている方
  • 就職するか迷っている方

まず、高専生が就職で失敗して後悔しやすいポイントは、大きく以下の6つに分けられます。

  • 給与や福利厚生などの待遇面が悪い
  • 仕事内容が合わない
  • 人間関係がうまくいかない
  • 長時間労働やハラスメントなど働く環境が悪い
  • 勤務地が微妙
  • 昇格が見込めない

これらの問題がなぜ生じるか、詳しく解説していきます。

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就職に失敗して後悔する原因と対策

給与や福利厚生などの待遇が悪い

待遇については、大きく給与と福利厚生の悩みに分けられます。それぞれ詳しく解説します。

想定していたより給与が低い

初任給は求人票に書いてあるため、イメージ通りもらえますが、就職後しばらくすると、就職先の平均年収は高かったはずなのに、自分を含め若手層の給料が低いことに気づき、失敗したことに気づく人が非常に多いです。

なぜこのような現象が起こるかというと、企業に在籍する1人当たりの勤続年数が長い場合、平均年収が高くなることに気づかずに就職先を選んだことで、そのようなミスマッチが起こります。

極端な例ですが、自分以外が勤続30年の50歳ベテランで1000万円もらっていれば、平均年収1000万円と書かれていてもウソではありません。

最近は欧米のように業績で評価する企業が増えてきているものの、大企業などのThe日本企業は年功序列が残っていることがほとんどです。

そのため、平均年収と合わせて、必ず平均勤続年数や年齢構成も確認しましょう。
また、実際にその企業で働いている人が書いている情報サイトなどを活用すると、よりミスマッチを防げます。

福利厚生に不満がある

福利厚生については、就職活動時に求人票などに色々書かれています。
ただ、どこの企業も見栄え良く書かれていることに注意してください。

例えば、高額付加給付金など、いかにも高額なお金が貰えそうですが、(比較的)高額な給付金で数千円だったり、取得できる条件が厳しかったりします。
これについては、厳密には企業ごとの就労規定などを確認しなければ、完全には分からないものですが、入社を決める重要な要素と思う部分については、入社前の企業説明会までに調べておき、実際の活用状況を人事や先輩社員に確認することをオススメします。

仕事内容が合わない

この悩みが生じる原因は、大きく以下の2つの理由に分かれます。

自分が仕事内容に合わせられていない

仕事内容に合わせて成長することも社会人には重要なスキルで、仕事が合わないのは決して会社のせいではありません。

例えば、皿洗いの仕事一つをとっても、お店の売り上げや将来を考えて皿洗いするAさんと毎日早く仕事が終わるのを待ちながら皿洗いするBさんがいます。

上の2人で考えると、ほとんどの人がAさんのようになりたいと考えるはずです。
しかし、実際働き始めると、Bさんのような働き方をしている人が非常に多いです。そして、大企業であればあるほど、仕事が細分化されるため、働く目的がボヤけ、Bさんのようになりやすいです。

この2人の違いは、視座の違いによるものです。ピザ🍕ではありません。シザです。

Aさんは仕事内容によらず実績を出し、成長を続けられますが、Bさんのように視座が低いままだと、仕事内容に不満を抱えやすいですし、評価もされません。

何が言いたいかというと、入社してすぐ仕事が合わないと言う人のほとんどは視座が低いことが原因です。
言うなれば、企業の利益(ひいては社会への貢献)ではなく、自己満足のために仕事をしています。決してそれが悪いわけではないですが、自身の視座を高く持つことで、ミスマッチと感じることは基本的になくなります。(例えば、生産部門から成りあがった大企業の社長が設計の仕事に配置されたとして、向いていないからできないという不満が生じることは考え難いです。)

絶対にこの仕事内容じゃなきゃダメだという方は、就活の人事面接やリクルーターとのやり取りの中で、確約を取ることもしくは、入社して希望の仕事ができない場合、1日でも早く転職をすることをオススメします。

仕事内容を何となく選んで就職した

こちらは完全な調査不足です。自己分析がしっかりできていない場合、こうなります。

自己分析をする方法は、色々ありますが、まず第一に、自身のキャリアアンカーを把握することが最重要です。以下URLから無料でできるので、是非ご活用ください!あなたが心の底で重要と考えていることが明確になります。

“キャリアアンカーリンク:https://mba.globis.ac.jp/careernote/1142.html

また、高専生は電気や機械など、ある程度自分の専攻領域については、広く知識を身に着けていますが、大学院生ほど特化した専門性はありません。(あくまで一般論であり、高専生の中にもプログラミングなど特定の分野に特化した人はいます。)

そのため、よく言うと高専生は何でも対応できる柔軟性があるため、仕事内容を重視せず、待遇面だけで就職先を選びがちです。

しかし、就職後は基本的には1日8時間、人によっては残業が毎日0〜6時間ほど、通勤往復と準備で2時間ほど、1日の内10〜16時間ほど仕事に時間を費やすため、就職先を決める前にはじっくりと仕事内容は考えておくべきです。

とはいえ、学生時代は中々イメージが持てないため、オススメなのが、インターンシップで実際に企業で働くことです。また、自分が配属された部署の仕事以外に、いくつかの業種を見ておくと良いでしょう。

また、それでもやはり働くイメージがわかない方は、今はまだ就職すべきではないため、早々に進学に切り替えることをオススメします。

本ブログでは、自己実現しやすいキャリアとして高専⇨専攻科⇨大学院のルートをオススメしています。理由は各記事で詳しく紹介していますが、一度高専から就職してしまうと、そこから再度進学するのは非常にハードルが高くなるため、本記事をきっかけに一度じっくり本ブログの記事を読み、今後のキャリアについて再検討してほしいと考えます。

メカメカブログ | 熱い漢2人が高専→専攻科→大学院のキャリアをお勧めするブログ
高専生→専攻科→大学院というキャリアの魅力を発信中。

人間関係がうまくいかない

就職後、この理由だけで退職や配置転換を希望する方はかなり多いです。反対に、他の待遇や仕事内容が多少悪くても、人間関係が良ければ、辞める人は少ないです。

人間関係ついては、配属後にジョブローテーション制度があるかどうかや、会社全体の部署異動の頻度などしっかり確認し、仮に初期配属ガチャで失敗したとしても、最低どのぐらいの期間耐えれば良いのか把握しておくことをオススメします。

組織で働く以上、必ずこのような人絡みの問題は付き纏いますが、合わない人と無理に合わせようとせず、当たり障りのない業務上のやり取りだけで済ませるなど、考え方を工夫することでほとんどの場合は対応できます。

長時間労働やハラスメントなど働く環境が悪い

この点も、上述した平均年収と同様に、企業が表に出している平均残業時間や平均離職率のマジックに注意しましょう。

長時間労働が常態化している

残業時間は業務内容によって大きく変わります。

例えば、設計などの業種では、山場と言われるどうしても時間が必要な時期があります。
企業によっては、人件費を削ることで、慢性的に人不足の状態であるため、年中忙しいことも多々あります。

一方、総務などの管理部門や生産部門など、ほぼ定型業務や計画に沿って業務を行う業種では、社内でも残業が比較的少なくなります。

企業が掲示している平均残業時間はそれらの平均となります。

なので、厳密な計算はできませんが、就職先を選ぶ際は、先輩社員との交流会や就職サイトの先輩社員の声などから、自分が希望する職種の残業時間を把握しておきましょう。

また、労働組合がある会社では、組合の残業ルールも聞いておくとなお確実です。

職場でハラスメントがある

最近はどこの会社でも厳しくなっているため、かなり減っては来ていますが、職場によってはまだ残っていることがあります。

これを図る指標として、平均離職率がありますが、平均残業時間などと同様に、平均のためあまり当てにはなりません。

そのため、何かあった場合に相談できる企業倫理ホットラインなどが設置されていることを予め確認しておきましょう。

勤務地が微妙

これは大企業ほど多い悩みです。

ある程度の規模までの会社であれば、企業サイトから事業所を調べ、どの地域に行く可能性があるか調べる方法もありますが、規模が大きい会社の場合、子会社への出向があったり、行き先が読めない場合があるため、ある程度どこへ行っても上手くやっていけるスキルを身につけておくことをオススメします。

余談ですが・・・もし付き合っている彼氏や彼女がいる場合、予想される勤務地について相談しておきましょう。
2人で選んだ就職先であれば、きっとどこになっても上手くやっていけるはずです!

昇格が見込めない

これは高専から大企業に就職した同級生から、よく聞きます。

企業によっては、大卒や院卒でなければ、ある一定以上昇格できない壁が存在します。
これを回避する方法として、大きく以下の2つあります。

学歴が関係ない会社に就職する

企業の中でも、実力や成果主義の会社がいくつかあるので、そういった会社を選びましょう。

探し方としては、役員などの学歴を調べてみる方法や高専OBに質問してみる方法があるので、就職先を選ぶ際の参考にしてください。

進学して学歴を伸ばす

現実として、大企業ほど昇格に学歴が重視される傾向があります。そのため、仕事をバリバリこなし、出世して活躍したいという方は、思い切って大学院まで進学しておくことを強くオススメします。

理由は、今この記事を見ている本科生や専攻科生はまだ18から22歳頃なので、まだ少ないと思いますが、周りでバイクの中型免許をとってしばらくした後に、大型免許が欲しくなったという人いませんか?

他の例としては、ブランド品などもそうですが、最初は無名の財布や時計を買って気に入って使っていたものの、知人が一流ブランドの財布や時計を身につけているのを見て興味を持ち、自分の使っていたものがお粗末に感じ、一流ブランドの物を欲しくなる現象です。

高専卒で就職して働く中で、上記2つの例と同じような考え方の変化が、ほとんどの人で起こります。そして、そのような自分の本心に気づいた時は20代中盤となっており、家庭を持っていたり、周囲の目もあるため、そこから更に4年間かけて大学院まで進むことは極めてハードルが高いです。大学院を卒業する頃には30歳手前となり、なかなか企業側も新卒として扱いにくいという別の問題点も出てきます。

そのため、繰返しになりますが、本ブログでは高専卒で就職せず、大学院まで進学して就職することをオススメしています。また、専攻科経由で大学院に進学することで、難関大学への進学難易度も比較的低く、学費も低コストで進めますし、学業を頑張れば奨学金返還免除の可能性があるなど、金銭面の負担なく大学院卒を得ることができます。

自分は絶対一生考えが変わらない!だから絶対高専から就職する!という方は止めませんが、一度しかない人生なので、後悔ない選択をしてください!

おわりに

いかがだったでしょうか?

今回紹介した原因や対策は、全ての人に当てはまる訳ではありませんが、特に大学卒や大学院卒の学生ほど就職活動を頑張らなくても良い高専生が陥りやすい点を集めました。

どんな企業でも良い面・悪い面は表裏一体ですが、しっかり自分の意思やこだわりを持って就職活動し、後悔のない選択をしてください。
また、この記事を読み、就職に少しでも不安を感じた方は、進学を一度本格的に考えてみてください。

考える切り口は、”なぜ自分は高専から就職しなければならないのか”をなぜなぜと深堀りしてみてください。恐らく、ほとんどの方が、何かしらの自分の中の理由で進学を諦めているはずです。

ただ、生涯年収から考えても、大学院卒の方が圧倒的に有利なので、進学することも仕事で早く出世するための仕事の一環と考えるのも、一つの考え方です。

この記事が、悩める高専生の人生を変えるきっかけになればと思います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

参考になった方は、以下のリンクから日用品や就活グッズを購入いただけますと、更新の励みになります!