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こんにちは!ケッツです。
大学院へ進学を決めた専攻科生の皆さん。
俺は進学組だから、まだ就活は関係ないよ〜
とポケポケしていませんか?
このままだと、大学院でするであろう就活で失敗してしまうかもしれませんよ!!
今回の記事は、
このブログを読んでくれた専攻科生の皆さんの就活を失敗させないために書きたいと思います。
つきましては、この記事は以下の人向けです。
・大学院へ進学する高専専攻科生
僕の簡単なプロフィールです。
・とある高専出身、機械工学科卒業
・専攻科から大学院に進学
・一部上場の機械メーカーに入社し、研究開発部隊で勤務
・現在は地方で企業経営
では早速本題。
大学院に進学する高専専攻科生が就活の準備をすべき理由
まず、進学するのになんで就活??と思いますよね。
まず結論になります。
大学院に進学する専攻科生が就活をすべき理由は以下の3点。
- 就活はやることが多く、時間が必要
- 大学院の2年間は研究が非常に忙しい
- 高専専攻科2年間はゆとりがある
それでは、順番に解説していきます。
就活はやることが多く、時間が必要
就活でやることを下記に示します。
- 業界研究・企業研究
→受ける業界・企業の数だけやることになります。業界の成長性・企業の業務内容、財務状況・勤務地などを調査します。 - 自己分析
→自分の強み・弱みを見出し、言語化します。またそれらをもとに自分のやりたい仕事や向いている職業を判断し、就職先の選定に繋げます。 - 勉強
→主にSPIやTOIEC対策です。 - 説明会への参加(OB訪問)
→受けたい企業を情報を収集するための説明会です。これに参加することがエントリーするために必須となる場合があります。
僕の経験ですが、企業研究をやろう!と思い、いざ決算書をみても何が何だかわかりませんし、自己分析となっても、なかなか言語化できません。
そのため、決算書の見方から勉強したり、自己分析の方法を試したりと、かなりやる事が多くなりました。
また、どの企業を受けるかについては本当に迷いますし、説明会もパソコンに張り付いておかないとすぐに埋まるので、かなり時間を要しました。
そして、就活は競争です。相手よりいかに準備をしっかりやるかが重要になってきます。
高専→専攻科→大学院と進学する皆さんは、その経歴自体に、就活・将来性・実力的にアドバンテージがありますが、就活は一発勝負です。どれだけ準備できたかで勝負は分かれますので、時間をかける必要があります。
ゆえに、就活はやる事が多くて時間が必要になります
大学院の2年間は非常に忙しい
まず、下の表をご覧ください。
まず、学会が春と秋に定期的に開催されます。そして大学院生は、基本的に学会に出るということが求められています。
学会に出ることによって、下に示すような経験が重ねられ、自分の思考や課題解決能力、コミュニケーション能力が磨かれていき、大学院卒としてふさわしい実力が身につくからです。
- 学会で発表できる研究成果を出す
- 自分の研究をまとめ、プレゼンする
- 同じような研究をしている他人や、他の研究分野の専門家に研究成果を発表し、フィードバックをもらい、後の研究に活かす
企業もその実力を評価しているがゆえに、大学院卒は就活に強いです。
また、高専専攻科から進学した場合、研究テーマが変わる場合がほとんどだと思います。毎日研究をすることは大前提ですが、それでも研究で成果を出すまでにはそれなりの時間を要します。(学部時代からの積み重ねもありませんので)
そうなると、研究に取り組みながら就活をすることは時間的にも体力的にもかなり大変であり、精神的に余裕がなくなってきます。余裕がない中で就活をすると、
- 準備不足のため、なかなか内定が決まらない事態に陥いる
- 就活自体に妥協してしまい、企業研究が入念にできず、就職後に後悔することになる
このようなことになりかねません。
高専専攻科2年間はゆとりがある
一方専攻科の場合は、本科から学ぶ場所・メンツなどの環境は変わらないので、最初から精神的にも余裕を持って過ごすことができます。本科と比較すると、研究の時間は長くなりますが、それでも大学院と比較すると拘束時間は短いです。
大学院入試が大変でしょ?って思われがちですが、要点を抑えて対策すれば勉強に追われることはありません。(大学院入試の準備についてはこちらの記事を参考にしてください)
上述しましたが、就活はやる事がたくさんありますし、大学院での研究と両立すると、かなり大変です。ゆとりのある専攻科時代に就活準備をやっておくことで、大学院での就活本番に余裕を持って臨むことが出来ます。
これより下は、専攻科でやっておくべき就活準備を具体的に説明したいと思います。
大学院進学する専攻科生が専攻科の内にやるべき就活準備3点
具体的には下記3点を専攻科の内に準備しておきましょう!今からやっておいて絶対損しないものをピックアップしています。
- 自己分析
- 業界研究・企業研究
- TOEICの勉強
順番に解説していきます。
自己分析
自己分析とは、自分の強み・弱みを分析し、希望する職種に対して、どういうふうに自分が貢献できるのかを見出す作業です。
エントリーシートや面接において、自分の強み・弱みは必ず問われます。しっかり考えておかないと、いきなりでは中々表現できません。ゆとりのある専攻科時代に考えておくのがベストです。
とはいえ、
たとえ時間があっても、なかなか自分の強み・弱みが分からないよ〜
という方には、「ストレングス・ファインダー」をお勧めします。
ストレングス・ファインダーとは、「人間の強み」に関する研究に基づいて、人々に共通する34の資質を言語化し、それを発見・説明するためのアセスメント(評価)である。「強みの心理学の父」故ドナルド・O・クリフトン博士によって開発された。
要するに、人それぞれが持ついろいろな種類の強みを34個に分類し、それについて自分がどの強みを持っているのかが明らかにできるのがストレング・スファインダーです。
僕の感想ですがかなり当たっていると思いますし、世界中の企業で実施されていることから信頼性の高い自己分析の手法なのかなと思います。
基本的には書籍を購入し、付属のコードを用いてオフシャルのWebサイトからテストを受けられます。
すると下記のような結果が診断されます。
もちろん僕自身も行ったことがあり、実際の結果がこれになります。
- 一番目の強み:責任感
- 二番目の強み:調和性
- 三番目の強み:ポジティブ
- 四番目の強み:慎重さ
- 五番目の強み:個別化
さらに、自分に潜在する資質に対して、より深く考察されたレポートが入手できます。レポートには
- その資質にはどんな傾向があるのか
- その資質をもつ人は弱みがあるのか、またそれを改善するための行動
などが記載されています。実際に僕の上位3つの資質のレポートをご紹介します。
以上の様な感じです。かなり細かく言語化されていますので、すごく参考になります。
実施方法は前述しましたが、書籍を購入し、書籍についているアクセスコードを使い、オフィシャルサイトからWebテストを受けるパターンです。
きたる就活に向けて、少しでも時間を有効に使うべく、専攻科のうちにぜひ一度やっておくことをお勧めします!
ストレングス・ファインダーを活用して自分の強みを知ろう!
業界研究・企業研究
就活において、業界研究・企業研究はとても重要です。
自分が入りたい企業について、成長性や財務の安定性、勤務地やその他諸々の良し悪しを客観的に判断ができないと、就職後に後悔することになります。
業界研究・企業研究は大事ですが、理系の学生は授業で経営学・経済学を十分に学ばないので、業界の伸び代や企業の財務安定性などを研究することに慣れていません。そのため大学院へ進学した後、「就活が始まりました!今から企業研究を始めます!」ってなると、時間が足りず、大変な思いをすると思います。
その対策として、専攻科のうちに受けたい企業を洗い出して企業研究をできれば、それはそれでいいのですが、1年後のことと言えど、先のことは読めませんので、
メカメカブログでは、株式投資を専攻科のうちに始めることをお勧めします。
株式投資と聞くとお金が絡んでくるので、毛嫌いするかもしれませんが、僕は経済を勉強する非常にいい手段だと考えます。自分のお金が掛かるからこそ、損をしたくない気持ちが働き、今後伸びそうな業界や企業を必死になって研究したり、なるべく大きい利回りかつ、安定的に配当金を出している企業を探すでしょう。
そのためには、世の中のトレンドは何なのか?決算書のどの要素をみると財務的に安定していると言えるのか?リーマンショックやコロナショックの時の業績はどうだったのか?など、勝手に勉強していくことでしょう。その中で、自然と業界研究・企業研究のスキルが身につきます。
最近では、通常100株からしか買えなかった銘柄が1株から購入できる証券口座も誕生していて、全てWeb上で完結でき、手数料もかなり安く、非常にとっつきやすくなってきています。おすすめはSBI証券です。
- 就活で必須の四季報が無料で読める。
- 日本国内株が1株から購入できるので、初心者でも取り掛かりやすい。
→四季報を購入せずとも企業の情報を取得でき、少額から株式投資出来ることで、学生でもとっかっかりやすく、業界研究・企業研究のスキルが得られる。
毎月のバイト代のうち、3,000円を勉強代だと思って株式投資してみてはいかがでしょうか?この程度ですと、株で損したとしても人生は終わりませんし、得るものの方が大きいと思います。
少額から始められる株式投資を通して、業界研究・企業研究のスキルを身につけておこう!
TOEICの勉強
TOEICは、専攻科生のうちに高スコアを取っておきましょう!
僕の研究室の先輩・同期・後輩は、リクシル、キヤノン、オリンパス、デンソー、ヤマハ発動機器…など名だたる企業に就職しましたが、研究室内で共有されていたTOEICのスコアの目安は700点でした。
大学院に入り、就活が始まってからTOEICのスコアを取ることも不可能ではありませんが、TOEICの勉強時間を、他のことに使いたいので、専攻科のうちにとっておくことをオススメします。
下の記事では、高専生向けにTOEICのスコアをUPさせる方法について紹介しています。参考にしてみて下さい。
メカメカブログ式TOEICのスコアUP方法を実践して、TOECIのスコアを取っておこう!
最後に
いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事についてまとめると、大学院に進学する高専専攻科生が就活の準備をすべき理由は以下の3点になります。
- 就活はやることが多く、時間が必要
- 大学院の2年間は研究が非常に忙しい
- 高専専攻科2年間はゆとりがある
大学院進学する専攻科生が専攻科の内にやるべき就活準備3点は以下の通りです。
- 自己分析
- 業界研究・企業研究
- TOEICの勉強
就活準備において、メカメカブログがお勧めする方法は以下の通りです。
- 自己分析 → ストレングスファインダー
- 業界研究・企業研究 → 株式投資
- TOEICの勉強 → こちらの記事を参考
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!有意義な専攻科生活を送って下さい!
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ではまた!