【体験談】僕の高専本科→専攻科→大学院の話

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今回はケッツの高専本科→専攻科→大学院の進学について、自身の体験談を紹介したいと思います。

ケッツ
ケッツ

肩の力を抜いて読んでみてください!

この記事はこんな人におすすめです。

  • 高専本科生で進路に悩んでいる人
  • 高専専攻科生で進路に悩んでいる人

僕の簡単なプロフィールです。

・とある高専出身、機械工学科卒業
・専攻科から大学院に進学
・一部上場の機械メーカーに入社し、研究開発部隊で勤務
・現在は地方で企業経営
・究極な美尻と称賛されることが多い

では本題。

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高専本科編

高専を選んだ理由

高専を知ったきっかけは、家から徒歩10分の距離に高専があったことでした。

そして高専への進学を選んだ理由は2点あります。

それは、

  1. 手に職がつくと思ったから
  2. 部活動(野球)に真剣に取り組んでいたから

です。

一つ目の理由は、親から「高専に入学すると就職に困らない。」と教えてもらい、シンプルにそれが魅力的だと思いました。大学の受験戦争に揉まれず、安定した職業につけると考えました。

二つ目の理由は、野球です。僕は部活動の野球に没頭していたので、高校野球も真剣に取り組みたいと考えていました。僕の母校である高専の野球部は、ストイックに野球に取り組んでおり、県内でも強豪校の一つでした。なおかつ高専のシステム上、受験の心配なく野球に没頭できるといった点が、進学を決めた理由でした。

高専の入試について

僕は学力による入試でした。

当時、推薦入試が受けられる基準は、内申点の平均が5段階評価の内4.2以上でした。僕は、それを満たせませんでした。テスト期間になると、切り替えて勉強はしていたので、テストの順位だけ見れば学年の上位15%には常に入っていました。

学校の定期テストはそこそこ出来ていましたが、高専の学力試験の問題はかなり難しかったです。学力入試後、あまり解けた自信が持てず、試験後〜合格発表まで憂鬱なメンタルで過ごしていました記憶があります。

高専の入試に関しては、推薦入試と学力試験を比較すると、圧倒的に推薦入試の方が楽です。高専に興味のある方は早めに入試のシステムを確認し、とりあえず推薦入試の資格を得ることに集中してみてください。

高専専攻科編

なぜ専攻科へ進学したのか?

僕が専攻科への進学を決心した理由は、

  • 本科卒の時点で、自分のエンジニアとしての実力に自信が持てなかったこと

です。

僕は、高専3年生までは甲子園を目指して野球に没頭していましたので、勉強は鳴かず飛ばずでした。(成績はクラスの半分あたり)4年生になると進路を決めないといけないのですが、機械工学に精通しているという自負もなく、高専生は就職すると即戦力だ!という風潮に自身の中ではついていけず悶々とする日々を過ごしていました。

そして4年生が始まって間もなく、悩める僕は担任の先生に進路の相談をしに行きました。自身の心境を赤裸々に伝えたところ、先生は

大学院に行って、研究しなさい。そうすると間違いなく実力がつきます。

と話してくれました。その理由なども話していただき、自分としてはかなり腑に落ちました。

さらに、専攻科→大学院ルートであれば、先生の繋がりのある大学院の研究室をいくつか紹介していただけるとの話を受け、専攻科へ進学することを決心しました。

専攻科の入試について

推薦入試で受けられる条件は、1〜4年までのクラス内の順位が上位3割以内でした。僕の成績では、4年生の頑張り次第で狙えるラインでしたので、4年生はかなり勉強に集中しました。その結果、推薦入試の権利を獲得し、推薦にて専攻科へ進学しました。

大学院編

どのように大学院を選んだのか?

大学院まで進学することを決めて専攻科に進学したので、専攻科1年生になった瞬間から大学院進学へ向けて動き始めました。大学院への進学は、大学院の研究室とのやりとりになります。

僕の大学院への進学の目的は、エンジニアとして成長することでしたので、教育に熱心な教授かつ研究に真面目な学生が集まっている研究室に行きたいと思っていました。その旨を高専の先生に話すと、とある大学院の研究室を紹介して頂いたので、研究室訪問へ行きました。

訪問した研究室は、僕の理想に近い環境でした。まさに教育を大事にする教授と、研究にストイックな学生が集まっている場所でした。僕はここに進学したいと即決し、その場で教授に入試を受ける意思を伝え、それを了承して頂きました。

大学院への進学の目的は人それぞれだと思います。例えば、

  • 大学のネームバリュー
  • やりたい研究がある
  • 就職後の修士号のメリットが魅力的
  • 単に就職したくない

などなど。

どんな目的にしろ、早めの研究室訪問は必須です。定員の関係もありますし、教授や研究室の雰囲気との相性もあります。早めに動いて、心に時間的余裕を持って進学先を考えることが大切です。

ちなみに僕の場合、研究室訪問をした時期は、専攻科1年生の6月でした。

研究室訪問についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

また、大学院選びにおけるアドバイスはこちらの記事を参考にしてみてください。

大学院での入試について

大学院入試は、学力試験と面接でした。大学院が私学だったせいか、僕の学力試験に向けたアプローチはかなり特殊だったように思います。

大学院訪問の際、入試を受ける意思を伝えたと上述しましたが、その際教授から一冊の教科書を渡されました。そして、「その教科書をよく見ておくように」と伝えられました。

案の上、学力試験は全問題その教科書から出題されていました。

大学院での研究について

研究に関しては、専攻科での研究と大学院での研究は全く被っていませんでした。そもそもですが、学科も違う学科にしました。

高専本科〜専攻科では機械工学科

大学院では材料工学専攻

学科が違うので勉強することがたくさんあり大変でしたが、案外大丈夫でした。

当初の僕が、一番不安だったのは、研究で良い成果が出せるどうかでした。これについては色々壁にぶち当たり、時には教授に説教され、自分なりに研究において成果より大切なものを見つけられることができましたので、今後、別の記事で書こうと思います。

そして就職へ

大学院卒業後、一部上場企業の研究開発職として就職しました。

学部生と比較すると圧倒的に楽な就活でした。これについては、今後、別記事にてまとめたいと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか。

今回は自らの体験談でした。僕の体験談が少しでも参考になったり、勇気を与えられたら嬉しい限りです。

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