高専出身者の転職モデルから学ぶ、転職成功のポイント

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こんにちは。ケッツです。

本記事では、先日転職を成功させた僕の友人の転職活動の実例をもとに、これから転職活動を考えている高専卒業生の方に向けて、転職成功のポイントを紹介します。

また、以下に該当する社会人の方だけでなく、これから就職活動を検討している高専生や院生の方でも、就職活動で活かせる有益な情報となっていますので、是非最後までご覧ください。

・今の会社の給与や将来性に不満がある
・高専出身者の転職情報が少なく、困っている
・転職に失敗したくない

まず、私の簡単なプロフィールです。

ケッツのプロフィール

・とある高専出身、機械工学科卒業、専攻科から大学院に進学
・一部上場の機械メーカーに入社し、研究開発部隊で勤務
・現在は地方で中小企業を経営

ケッツ
ケッツ

自身が実際に、体験したこと・調査したことをベースに、皆さまにとって有益な情報を発信しています。

ここから本題となります。

まず、友人の経歴です。

友人の経歴

高専・機械工学科卒→大学3年次編入→大学院卒→化学メーカーに就職(入社7年目)→転職

本記事では、友人のモデルケースについて以下の流れで説明していきます。

  • 転職活動を始めた理由
  • 転職先時に重視した条件
  • 転職活動で利用したサービス
  • 転職活動開始から採用までフロー
  • 入社試験の内容
  • 転職活動を終えて感じたこと、皆さんに伝えたいこと
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転職活動を始めた理由

給与待遇の不満

  • 高卒~院卒が同じ給料テーブルになっており、院卒としては給料が低い。
  • 給与体系が年功序列のため、昇給には成果よりも在籍年数が重要。年功序列の改善の見込みが小さい。
  • 賃上げ風潮の中でベアをしなかった(できなかった)。

会社の将来性に危惧

  • 経営TOPがワンマンとなり、会社が健全に機能をしていない。
  • 同年代の社員のモチベーションが年々低下している。
  • 社員の社外に対する情報感度が低く、危機感がない。
  • 新規事業が創出されず、長年の既存事業に依存度が高い。

転職先時に重視した条件

  1. 給与待遇・・・残業なしベースで、現職+100万円以上(年収)
  2. 業務内容・・・現職と近い職、社内に向けた仕事(社内の他部署から業務を請負う)ではないこと
  3. 会社の将来性・・・継続して利益を出せているか、口コミサイトでの社員の満足度が高い、先進的な分野を持っているか
  4. 勤務地・・・育児のフォローを考慮して通勤時間が2時間圏内

※1〜4は優先順位順

転職活動で利用したサービス

彼の場合は、転職サイトとして、「ビズリーチ」を使用したそうです。

理由は、ビズリーチでは、高収入層と即戦力人材が集まるプラットフォームとして、転職サイト、エージェント、スカウトサービスのすべての要素を兼ね備えており、特にスカウトサービスが強力と名高いので、自身のキャリアアップに繋がりやすそうと考えたからだそうです。

よく他のサービスで求人企業の登録件数No.1などの広告がありますが、結局カラダは1つで最終的には1社に決めることになるので、求人やヘッドハンターに審査を行いハイレベルな求人が揃っているビズリーチを使って、厳選された情報の中でさらに絞り込むのが転職でのキャリアアップに重要です。

また、多くの方が今の勤め先にバレるではないかと心配すると考えますが、ビズリーチ側でもその点は最大限配慮してシステムを設計割いており、ビズリーチに登録したレジュメやプロフィールは本人を特定できない範囲で公開されます。そのため、ビズリーチに登録しているヘッドハンター側から氏名や生年月日、連絡先などを特定することはできません。そのため、身バレする心配はありません。

それでも心配な方は、強力なヘッドハンターの機能が使えないのがもったいないですが、登録後に設定で情報公開範囲を設定できますので、安心して利用できますので、是非活用してみてください!

また、ビズリーチと併用して、企業の情報収集として、社員口コミサイト「openwork」を使用したそうです。

openworkはさまざまな企業の従業員のリアルな声を確認できるので、企業の実態を掴むのに役立ったそうです。

他にも登録してビズリーチと併用した転職サイトをご紹介

求人サイト大手のリクルートが運営する転職サイトとなっています。
日本最大級の求人情報量があり、自己分析を手助けしてもらえるサービスも充実しています。
こちらも、自身の情報を非公開で設定できるため、転職活動の第一歩を踏み出すには、うってつけのサービスとなっています。

その他、自身の価値観の軸を固める際には、以下の中田敦彦さんの動画が非常に参考になったとのことなので、是非ご覧になってください。

引用元:中田敦彦のYouTube大学 – NAKATA UNIVERSITY,やりたいことの見つけ方①】人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド(How to Find Out What You Want to Do in Life)

転職活動開始から採用までフロー

彼の場合は、5社受けて3社から内定をもらったそうで、各社で共通した流れを説明します。

  1. 転職サイトに登録
    ビズリーチに登録。連絡をくれたエージェントと電話面談をし、希望に近い求人が出たら適宜連絡をくれる。

  2. 情報収集
    社員口コミサイトから企業の調査(openworks)
    ビズリーチのエージェントからの定期的な紹介
    自身の価値観の軸固め(自己分析)

  3. 履歴書・(職務)経歴書作成
    履歴書はエージェントからもらったフォーマットを使用
    経歴書はwebで調べたフォーマットを資料を参考に、A4で2枚分を作成
    (受ける企業からフォーマットが支給される場合もある)

  4. 応募・書類審査(約1週間)
    エージェント経由で提出し、結果が出るまで待ち
    ※経歴・スキルと応募している求人のマッチ度を確認されていた

  5. 面接(約2~3週間)
    ほとんどの企業が面接を2回以上実施
    1回目:人事+求人部署の部課長、2回目:求人部署の部課長+役員の組合せ等

  6. 内定通知・待遇提示&転職先決定(約1週間)
    内定通知時に待遇も提示される企業と、内定通知後に待遇面談を行う企業がありました。
    内定通知後は1週間などの短日程で回答を迫られるので、複数受ける場合はこの日程を調整するよう面接予定を組むことが満足する条件で転職を成功させるポイントです。

入社試験の内容

今回受けた5社の中で、面接は全てありましたが、webテストはない会社もありました。

webテストについて

webテストの種類は企業によって有無が分かれます。

本記事では詳細までは説明しませんが、補足情報として転職時のwebテストは、ほとんどの企業で以下の7種類のいずれかが使われています。

webテストのほとんどが、高専のテストように少数の難しい問題を頭を捻って解くのではなく、短い時間で次々に回答していく形式が多いので、必ず事前に対策して臨みましょう

主要な7種類のwebテスト

  • SPI
  • 玉手箱
  • ENG
  • GAB, C-GAB, CAB
  • TG-WEB
  • CUBIC
  • GPS

面接の内容

今回受けた5社では、面接では職務経歴書と志望動機をベースとした質疑回答が基本でした。
実際に質問された内容を紹介します。

  • 職務経歴書をベースに業務のマッチ度を確認
    専攻が異なる分野もあるが問題ないか?
    法対応の経験はあるか?
    など
  • 人間性・思考力の確認
    失敗をした際にどの様な行動をとったか?
    知らない人と人間関係を築くために気を付けることは何か?
    周囲の人からどんな人と言われることが多いか?
    など

質問の内容はほとんどが一般的なものであり、ある程度対策は可能なようです。
しかし、質疑応答よりも、面接官に印象付けをするために逆質問でどれだけ深く・鋭い質問ができるかが重要だと振り返っていました。友人の場合、中期経営計画に絡めた質問した際に、面接官の反応が良かったようです。

経営者である僕からみても、経営からの視座で働いてくれる社員はごく少数で大変貴重ですので、経営に絡めた質問は非常に効果的だと言えます。

転職活動を終えて感じたこと、皆さんに伝えたいこと

転職活動を通じて、自身の市場価値を把握でき自信が持てた環境を変えることに毎日がワクワクした様々な会社の役職者と話すことで自身の視座を高めることができたなど多数のメリットが得られただけでなく、最終的には収入と家族との時間を増やすことに繋がったとのことです。

そのため、今少しでも転職を考えている人は、最終的に転職する、しないに関わらず、絶対に早い段階で転職活動を一度経験した方が人生にとってプラスだと語っていました。

また、以下の点を皆さんに伝えてほしいとのことでしたので、紹介します。

高専卒で良かったと感じたこと

このセクションでご紹介する内容は、あくまでも友人の感想ですので、その点につきましてご了承ください。

  • 母校の高専に限らず全国の高専OBの活躍によって、転職活動にて面接した各企業が、いい意味である程度の高専卒のレベルは分かってくれているように感じた。実際、転職前の会社でも、エンジニアとしては非高専出身で院卒の方よりも、高専本科卒の方がエンジニアとして優秀だったが、どの会社でも同じ傾向にあるのではないかと思う。

上記のなぜ高専生が優秀なのか?につきましては、考察記事がありますのでぜひご覧ください。

  • 体感ではあるが、書類選考で学歴フィルターがあっても通りやすい。実際に、旧帝大卒しか獲らないと噂されている企業であっても、書類選考を通過できた。

とのことでした。やはり、転職市場ではスキル・実績が重要ですので、学歴よりも実力が重視されます。僕は高専卒は優秀であると考えており、そのような認識をもつ企業も少なく無さそうです。実際、友人の例でも高専ブランドみたいなものが、転職活動において有利に働いたと話してくれています。

学生時代のコミュニティの重要性

友人の場合、待遇が良くないかもと思ったきっかけは、学生時代の友人との情報交換がきっかけだったそうです。特に高専出身の場合、近しい業界に就職している知人・友人が多いため、たまには飲み会やイベントを企画し、集まってみるのが良いとのことでした。

会社の待遇 ≠ 自身のポテンシャル

多くの人が自身の価値を知らないため、会社に安く買い叩かれていることが多いことに早く気付いて欲しいと話してくれました。

日本は昔から終身雇用の考えがあり、未だに一社に勤め続けるのが正解と考えている方も多いです。
そのため、人生のうちに転職活動をしない人が多く、自分の価値を知らない人がほとんどです。

しかし、前代のトヨタ自動車の豊田章男社長も言われていたように、終身雇用は崩壊してきています。

待遇や仕事を変えたい場合、自社の中で待遇や仕事が変わるのを何年もかけて待つよりかは、転職活動をする方がすぐに目的を達成できる場合がほとんどですので、是非一度、活動してみてはいかがでしょうか。

想像以上に中途採用の需要はある

友人の経験上、各企業人不足で中途採用に力を入れているとの印象が強かったそうです。現状が売り手市場のため、すごく条件の良い待遇で内定をもらえた(自身が望む待遇、勤務地など全ての条件をクリア)とのこと。ただし、タイミングが重要とのことです。タイミングを見逃さないためには、今すぐにでも転職活動を開始する必要がありそうです。

最後に

以上、転職を成功させた友人の転職活動の実例をもとに、転職成功のポイントを紹介させていただきました。

皆様の転職活動の後押しとなれば幸いです!
メカメカブログでは、多くの高専出身者にもっと社会で活躍してもらいたいという考えのもと、これからも高専関係者に有益な情報を発信していきます!

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