【大学院生向け】研究で成果が出ない原因4選とその対策!

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ケッツです!

僕は高専専攻科の時は緩い研究室に属していましたが、大学院ではストイックな研究室に進学したので、大学院での研究でかなり苦労しました。

そんな経験をもとに、この記事を書きたいと思います。

この記事は、こんな人に向けての記事です。

  • 大学院生で研究成果が出せずに悩んでいる人
  • これから大学院に進学する人で研究に不安がある人

この記事を読むと

研究で躓くことが無くなり、成果が出せるようになります!

僕の簡単なプロフィールです!

・とある高専出身、機械工学科卒業
・専攻科から大学院に進学
・一部上場の機械メーカーに入社し、研究開発部隊で勤務
・現在は地方で企業経営
・究極な美尻と称賛されることが多い

ケッツ
ケッツ

僕自身の実体験です!参考になれば嬉しいです!

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なぜ研究で成果が出ないのか?

では本題。研究で成果を出せない原因として以下4つの点が挙げられます。

  1. 自分の研究についての勉強不足
  2. 整理整頓ができていない
  3. 実験結果を失敗と捉えてしまっている
  4. 教授とのコミュニケーションがうまく取れていない

対策と合わせて順番に解説していきます。

自分の研究についての勉強不足

自分の研究について正確に理解しているか?

まず、「研究の全容を正確に理解しているか?」と自分に問いかけてみて下さい。

そもそもの話で、

  • その研究は何を究明したいのか?
  • どんな原理原則を応用するのか?
  • 参考になる研究はどんな実験をしていて、得た結果をどのように考察しているのか?

これらを明確にせずにスタートすると、意味のない実験をしてしまったり、建設的に研究の段階を上げていけない状態におちいってしまいます。その結果、自分が何をしているか分からないまま時間だけが過ぎ、成果が出せないまま終わってしまうことにつながります。

自分の研究についての理解度を確認する方法

自分の研究についての解釈を、おばあちゃんや彼女、子どもに説明してみて下さい。

誰かに説明するためには、自分の考えを論理的に組み立てないといけません。そのためには、原理原則や似た研究の論文をたくさん読むことが必要となります。

さらに自分の研究分野について全く無知な人に、自分の研究を理解してもらうには、専門用語などの一般的でない用語を、誰にでも分かるように言い換えたり、原理原則をわかりやすい例えにして説明する必要があります。

これをクリアすると、自分の研究について高いレベルで理解できています。

また、質問やフィードバックをもらうことで理解がよりシャープになります。さらに、正確な知識の定着にもつながります。

自主学習だけでは誤った解釈をしているかもしれませんし、わかった気になっているだけかもしれません。間違っていても全然OKですので、主体的に動きましょう!

ケッツ
ケッツ

意外と理解してもらえなかったりするから、一度やってみて下さい!

整理整頓ができていない

なぜ整理整頓が大切なのか?

研究の実験において、整理整頓は大変重要となります。

実験の前提として、実験条件を振る要素以外は、極力全て一定とする必要があります。

  • 実験の手順が毎回バラバラ
  • 薬品や材料など、実験に使うものの保管状態が毎回違う

など、整理整頓できていない状態で実験すると、なにかしらの思わぬ要素が寄与し、狙った実験が再現できません。

そうすると、立てた仮説が正しいものであったとしても、思わぬ要素が原因で仮説とは違った実験結果となってしまいます。

実験は思わぬ要素が入り込む隙を与えないことがとても大切です。実験に使う全ての物や、手順を整理整頓し、正確な実験ができるようにしましょう!

整理整頓できているかチェック

貴方は整理整頓できていますか?

下にチェック項目をあげていますので、一度自身を顧みて下さい。

  • 材料や薬品の保管
  • 試験機周り
  • 計算機(PC)のキャッシュ
  • データを保管するフォルダ
  • 自分のロッカー、机

実験に使うものはもちろんですが、ネットワーク上の共有のフォルダや自身の身の回りも整理整頓しておきましょう。

自分のフォルダを、誰がみても何をしているか分かるようにしておくと、周りからアドバイスを貰えやすくなります。また身の回りの整理整頓は思考の整理整頓になり、集中力が向上し作業効率が上がるメリットがあります。

企業に入っても、整理整頓は5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ(躾))といって、重要視されています。研究を通じて、整理整頓の癖をつけておきましょう!

実験結果を失敗と捉えてしまっている

この実験の結果はこうなるはずだ!と思い込み、得られた結果を考察せずに失敗と決めつけて同じ実験を繰り返していませんか?

実際僕がいた研究室にも、明確な狙いがないまま同じ実験を繰り返してしまう人がたくさんいました。僕もこの点で躓いていた時期がありました。

立てた仮説通りに結果が出なくても、得られた実験結果は何かしら意味があります。理想の結果が出ないから実験は失敗だという考えは捨てましょう。

実験を失敗と捉えてしまうのは知識不足が原因として挙げられます。知識がないから考察できず、新たな仮説が立てられません。その結果、実験が失敗したのだと思い込み、同じ実験を繰り返してしまいます。

実験が失敗したと結論付けるのではなくて、実験結果に対して、参考となる論文を調べてなぜそうなったかをクリアにしましょう。そしてそれを教授とディスカッションして、次の実験に生かせるようにしていくことが大切です。

教授とのコミュニケーションがうまく取れていない

なぜ教授とのコミュニケーションが大切か?

教授はその分野の研究の第一人者です。教授のアドバイスは必ず参考になります。
僕がいた研究室でも成果を出す人は教授を非常にうまく活用していました。

どうやってコミュニケーションを取ればいいか?

教授とコミュニケーションをとりましょう!と言われても、どうやって取ればいいか分からない場合は、月に一度、教授に研究の進捗報告をすることをお勧めします。これは僕も実行していました。

まず、A4サイズに以下の項目をまとめた資料を用意します。

  1. 緒言(なぜその実験をするか)
  2. 実験方法
  3. 実験結果
  4. 考察
  5. 今後一ケ月のスケジュール

この資料をもとに、自分の進捗を報告し、フィードバックを頂きます。

研究のアドバイスを貰えますし、たまに世間話もして関係性も深まりますので超おすすめです。

最後に

いかがでしたか?

冒頭にも書きましたが、高専専攻科→大学院という進学ルートの中で、緩い研究室→ストイックな研究室と移り変わったので研究でかなり苦労しました。時には、悔し涙を流したことだってあります。

僕自身が経験して学んだことが、貴方の不安を解消できたなら嬉しいです。

参考になりましたら以下のAmazonのリンクから日用品やコメントを残してもらえたら更新の励みになります!


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ではまた!